Windows 8.1 ProfessionalおよびMicrosoft Office 2013 Professional Plusについて、以下の環境でKMSライセンス認証を使用できるかどうか、質問させていただきます。
<環境>
Windows Server 2008 R2とHyper-V環境と、Citrix XenDesktopによる仮想マシンでクライアント環境を構築しています。
Hyper-Vの仮想PCでゴールデンマスターと呼ばれるクライアントPCのマスター環境を構築し、これを、XenDesktopで、ユーザーに複製して割り当てます。(クライアントユーザーは、シンクライアントまたはリモートデスクトップで接続しています)
マイクロソフトさんがHyper-Vによる仮想環境の普及に努めていた4年ほど前の、マイクロソフトさんの推奨環境です。(このシステム構成自体、mstepセミナーで取り上げられていました)
XenDesktopは、ユーザーからの接続要求がある度に、ゴールデンマスターから仮想PCをリフレッシュして起動し、ユーザーがログオフするとその仮想PCをシャットダウンし、次にログオン要求があるとまたゴールデンマスターから仮想PCをリフレッシュして起動します。
各ユーザーには固定的に特定の仮想PCが割り当てられるわけではなく、ユーザーがログオンする都度、空いている仮想PCが割り当てられます。
つまり、(コンピュータ名は最初に設定したコンピュータ名が毎回使用されますが)ユーザーがログオンするたびに、事実上新しい仮想PCが作成され、PCのSIDも新しくなります。
ユーザーがおかしな設定変更をしても、再起動すればもとの環境に戻るので、安定して使えています。
一方、ログオンする度に完全にまっさらな環境になっては不便ですので、ユーザーの固有環境(c:\users\ユーザー名 以下のフォルダ)はファイルサーバーにリダイレクトし、また移動プロファイルをファイルサーバー上に保存して、ユーザーごとのデスクトップやドキュメントフォルダ、環境設定などの情報は、保存するようにしています。
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さて、上記のような環境で30台のクライアントユーザー向け仮想PCを運用していますが、ゴールデンマスターでWindowsやMicrosoft Officeのライセンス認証を済ませておいても、ユーザーがログオンする度に新しい仮想PCが生成されるので「ライセンス認証してください」という趣旨のエラー出ます。もちろん、その場で認証を済ませたところで、次にログオンするときはまた新しい仮想PCになっているので(クライアント仮想PCがリフレッシュされているので)また、認証を求める警告が表示されます。
安定しているという点ではメリットの大きなシステム環境ですが、ログオンする度に毎回Windowsのライセンス認証警告が表示され、またMicrosoft Office製品を起動する度にライセンス認証警告が表示されるという点では、ユーザーから非常に不評です。
この問題をなんとか解決したいのですが、何か、いい方法はないでしょうか?
一つには、KMSライセンスサーバーを設置して、自動認証を行うようにすればいいかとも思ったのですが…関連資料を確認していたところ、KMSライセンス認証では、ライセンス数が上限(閾値)を超えないかどうか監視するようですので、ユーザーがログオンするたびに仮想PCがリフレッシュされる上記の環境では、あっという間にKMSがカウントするライセンス数の閾値を超えて、かえって面倒なことになりそうです。
この環境でKMSを利用することは妥当でしょうか?
あるいは、クライアントユーザーがログオンする度にいちいちライセンス認証警告を表示しない何かいい方法はないでしょうか?
アドバイスを頂けましたら幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
岡崎
-- Okazaki Toshihiko